胃ろう内視鏡はベッドサイドや在宅の現場へ持ち出すことができる優れものです。でも問題は現場でのスコープ洗浄。過去にメーカー等でも試作されましたが市販には至ってないようです。
そこで自作できる簡易型スコープ洗浄器(洗浄チューブ)を紹介します。
1と2を接続し、スコープを挿入固定、送気孔から消毒薬をシリンジで注入、3で栓をしてできあがり。
胃ろう内視鏡は、胃ろうを通して直接胃内に挿入されるので、挿入経路での汚染が少なく、また鉗子孔も無いので、高水準消毒薬(グルタラール)による消毒効果が期待できます**。
内視鏡使用後、中性洗剤で全体をよく洗い、付着している血液や粘液、タンパクなどを落としたうえで、胃粘液暴露された挿入部分をこのチューブタイプの簡易型洗浄機で消毒薬に浸します。チューブタイプなので消毒薬に浸漬した状態でも柔軟に携行できます。
さあ、ベッドサイドで洗浄消毒できる洗浄チューブを携えてアクティブに胃内観察しましょう。