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QOL(Quality Of Life)を尊重した胃瘻を実践「リエゾン笠間」

胃ろうはもっと自由でいい!いままでの常識を覆した“食生活”

医療的な観点だけにとらわれることなく、生活者の視線に立ったユニークで自由な発想の胃ろうを実践をしている障がい者支援施設「リエゾン笠間」(神奈川県横浜市栄区笠間)。施設で日常的に胃ろうと接している看護師、里見ユミさんにお話を伺いました。

栄養剤だけでなくスイーツも食べたい!

「リエゾン笠間ではショートステイを含む入居者約60人のうち、18人が胃ろうによる栄養摂取を行っています。通常の経腸栄養剤のほか、主に看護師の判断で各自の好みに応じた食事を注入しています。甘いものが好きな入居者の方にはケーキやプリンなどのスイーツを牛乳と一緒にミキサーにかけたものを注入しています。つい最近ではテイクアウトしてきたパンケーキを同様の方法で調理しました。また、ラーメンが好きだった入居者さんに、みそラーメンのスープを注入したときは大好評でした。お酒好きな入居者さんはお酒を注いで晩酌しています。注入する頻度は、毎日の方もいれば、週に一度、イベントの時だけの方もいて、人によってまちまちですね」(里見さん)

ともすれば“非常識”とも言われかねない食生活だが、なにより入居者本人が喜んでおり、実際に身体的にも精神的にも、いい影響が現れているそう。

スタッフを突き動かしたコトバとうれしい変化

写真:食事中の入居者Hさん

「私自身こうした事例はほとんど聞いたことがありませんでしたが、髙塚先生の『ここは治療のための病院ではなく、あくまでも生活の場。“家”なんだ。毎日、毎食同じ栄養剤を機械的に与えられても、うれしいわけがない』という入居者の皆さんの気持ちを代弁した言葉がとても胸に響きました。髙塚先生のアドバイスのもと、入居者の好みに応じた食事を開始してからは、皆さん一様にうれしそうな表情を見せてくれるようになりました。また、献立のペースト食を注入することでお通じが改善された入居者の方もいらっしゃいました」(里見さん)

当初、入居者の家族は驚きを隠せなかったそうだが、現在では入居者の家族にもたいへん喜ばれているとか。そんな、入居者の皆さんに楽しいひとときを思い出させてくれた胃ろうを里見さんは“食べる楽しみを与えてくれる食器”と喩えてくれました。

きれいな食器で楽しい食事を

取材に協力してくれたHさん

「確かに、胃ろうは経口栄養摂取できなくなった方が命をつなぐための手段かもしれません。けれども、入居者のみなさんに食事をすることの楽しさを思い出させてくれた胃ろうデバイスは、お茶碗やお皿と同じ“食器”なんです」(里見さん)

“食器”である胃ろうのデバイスについて意見を述べられる中で“食器”が汚れた状態のままになっていることを気にする一面も。

「食事の後に微温湯を注ぎ、きちんと洗い流すことを徹底していれば、汚れが付着しないため、新品同様に清潔な状態を保てます。そういった点では、富士システムズさんのチューブ式のカテーテルは、他の製品よりも汚れが付きにくいという実感があります。私たちがきれいな食器で食事をするように、入居者の方には、これからもきれいな“食器”で食事を楽しんでいただきたいですね」(里見さん)

医療の観点にとらわれることなく、柔軟なQOLの視点に立った胃ろうの食事が実践されている「リエゾン笠間」。胃ろうで食べる楽しみとともにQOLの大切さをあらためて教えてくれました。

社会福祉法人 同愛会 リエゾン笠間

社会福祉法人 同愛会
障害者支援施設 リエゾン笠間

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